日本と手を結ぶボーイングの「弱み」

2004年9月号
エリア: 北米 日本

7E7の共同開発が、日本航空機産業のレベルアップの結果なのは間違いない。だがボーイングには、日本勢頼みとならざるを得ない事情もある。[シアトル発]華やかなのは日本絡みの話題だけなのか。米ボーイングが二〇〇八年の就航を目指して開発中の次世代主力旅客機7E7。日本各社がエンジンや機体の共同開発にこれまでにない規模で参画しているうえ、全日本空輸が世界の航空各社に先駆けて五十機の大量購入を決めるなどのニュースが注目を集める。 しかしボーイングそのものは、昨年発覚した防衛部門をめぐる不祥事をきっかけにしてモラール低下など社内の膿が噴き出している。世界の航空業界を二分する欧州のエアバスにも年間納入数で差をつけられた。経営再建までには当面、茨の道が続くというほかない。

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