急接近する中印のソフトウェア業界

 中国とインドの経済関係が、目覚ましい勢いで深化している。二〇〇〇年には二十億ドルにも満たなかった中国―インド間の貿易額は、今年にも百億ドルに到達すると見られる。中印両政府は今年三月、FTA(自由貿易協定)締結に向けた作業を公式に開始した。両国の輸出入銀行も二国間貿易を後押しする信用供与枠の設定を検討中だ。 インドの主力産業であるソフトウェア業界は目下、活況に沸いている。タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は八月下旬にムンバイ(旧ボンベイ)証券取引所へ上場、十一億七千万ドルを調達する予定だ。インフォシス・テクノロジーズは昨年、インドの上場IT(情報技術)企業として初めて年商十億ドルを突破した。好調の背景には、アメリカのIT投資回復に伴う輸出増がある。

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