ダイエー処理を揺さぶる「投資ファンド」の素顔

2004年9月号
エリア: 日本

メーンバンクや主幹事証券が企業に対する助言能力を失う中で、企業側には不満が募っている。資本市場の「第三の主役」が担う役割は――。 八月上旬の段階でダイエーはUFJ銀行、みずほコーポレート銀行、三井住友銀行の主力三行と再建案を巡り、ぎりぎりの攻防を続けている。産業再生機構の活用を求める主力三行の姿勢にダイエーが猛反発。「市場から広く再生計画を募りたい」として、国内外の投資ファンドに再建計画を含めた出資を求める奇策に出た。 ダイエーの意中のファンドは野村プリンシパル・ファイナンスだったという。野村プリンシパルは長崎のテーマパーク・ハウステンボスや、そごうと西武百貨店の持ち株会社ミレニアムリテイリングなど数々の大型再生案件に参加し、知名度を上げている。リップルウッドなど外国ファンドが再生ビジネスを牛耳るなかで気を吐くその姿は「日の丸ファンド」と形容され、ダイエー再建のスポンサーには適任と思われた。

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