新人保守系議員4名が上院茶会党議員連盟への不参加表明

足立正彦
執筆者:足立正彦 2011年1月31日
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 今月27日、ハート上院議員会館で「上院ティーパーティー(茶会党)議員連盟(Senate Tea Party Caucus)」の第一回創設会合が開催された。昨年11月に実施された中間選挙で茶会党運動に乗じて一定数の共和党上院議員候補が当選を果たしたため、上院茶会党議員連盟の第一回創設会合に何名の保守系共和党上院議員が参加するのかが大変注目されていた。

 昨年の中間選挙キャンペーンで茶会党勢力が支持する保守的政策を掲げて初当選を果たした4名の有力保守系共和党上院議員が、上院茶会党議員連盟には参加しないことが明らかになった。リベラル派民主党上院議員であったラッセル・ファインゴールの4選を阻んだロナルド・ジョンソン(共和党ーウィスコンシン州選出)や、フロリダ州選出共和党連邦上院議員予備選挙でオバマ政権の景気刺激策を支持していた共和党穏健派のチャーリー・クリスト・フロリダ州知事(当時)に同予備選挙出馬を断念させ、無党派で本選挙に出馬したクリストに勝利したマルコ・ルビオも、上院茶会党議員連盟への参加を見送っている。また、穏健派共和党議員の落選を目指して活動してきた減税推進の政治活動委員会(PAC)である「経済成長クラブ(Club for Growth)」の元会長を務めていたパトリック・トゥーミー上院議員(ペンシルベニア州選出)や、ニューハンプシャー州前司法長官で2010年中間選挙キャンペーンではサラ・ペイリン前アラスカ州知事や茶会党勢力の支援を受けていたケリー・アヨッテ上院議員(ニューハンプシャー州選出)も上院茶会党議員連盟に参加しない方針を明らかにした。こうした新人共和党上院議員の議員連盟不参加の動きに茶会党関係団体の指導者らは失望感を表明している。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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