2012年民主党全国党大会の開催地がシャーロットに決定

執筆者:足立正彦 2011年2月7日
エリア: 北米

 日本時間の今月2日午前、ファースト・レディーであるミシェル・オバマ夫人から「Thrilled」と題するメールが送信された。筆者をはじめとする民主党全国委員会(DNC)のオバマ大統領支援の草の根プロジェクト「Organizing for America」に登録しているメンバーはオバマ夫人からのメールを受信し、2012年9月3日から開催される第46回民主党全国党大会の開催地はノースカロライナ州南西部に位置するシャーロットに決まったことを知った。

 2012年民主党全国党大会の開催地候補としてシャーロットとともに最後まで検討対象に残っていた都市は、ミズーリー州セントルイス、ミネソタ州ミネアポリス、オハイオ州クリーブランドの3都市であった。近年、南部でも金融業を中心として経済成長と人口増大が著しいシャーロットで、主要政党による全国党大会が開催されるのは史上初となる。ノースカロライナ州の北隣ヴァージニア州の前知事であるティム・ケインDNC委員長は、開催地の選定作業はDNCにとり困難な選択ではあったが、シャーロットに決まったことについて「理想的な開催地(“an ideal location”)」との見解を示している。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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