原子力安全委員会、心のケア

執筆者:フォーサイト編集部 2011年3月22日

 フォーサイト・フォーラムのトピック「大地震について」には多くのコメントが寄せられています。「激震に見舞われ、断水が1週間続いた土地」にお住まいのnekosukiさんからのコメント(29番、「平時意識から抜け出た対応を」)には、政府が「先手先手の対策を示すことで、国民は政府や行政機関が想定する以上に賢く行動し、この困難に対応していくものと思います」とあります。政府には確固たる対策と情報公開が求められます。

 20日に塩谷喜雄さんの「原子力安全委員会はどこへいった?」をアップしました。地震発生以来、日本の原子力安全を統べる元締めである、原子力安全委員会の姿が見えません。専門家集団による中立的な評価や助言は、対策に速やかに反映されているのでしょうか。安全委による情報公開は、「情報不足」と「誤った情報の流布」を防ぎます。

 本日の更新記事は、大野ゆり子さんの「行き先のない旅(88)非常時の『心のケア』の問題」です。 1990年代前半にユーゴスラビアの内戦を経験した筆者による、非常時を乗り切るための留意点。ストレスとうまく付き合うことが重要です。

 「専門家の部屋」では、6本の新エントリ。

 「それでもインドには原発が必要」(インド): 現在20基の原発を持ち、今後も建設計画が目白押しのインドにとっても、今回の日本の原発事故は大きな衝撃をもって受け止められました。それでも今のところ、原発推進の論調が優勢です。
 「いま私たちがやるべきこと(2)」(アフリカ):運営者の平野克己さんによる「いまやるべきこと」第2弾。文中に登場する毎日新聞の記事については、リンクを張るべく作業をしております(以下追記。こちらから)。
 「リビア情勢への中南米の反応(その3)急進左派政権とブラジルの動き」(中南米):国連安全保障理事会がリビア上空での飛行禁止空域設定を承認したことに対して、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグアら急進左派政権は一斉に猛反発。一方、オバマ米大統領の訪問を受けたブラジルは、微妙な動きです。
 「日本の原発事故と中南米」(中南米): 日本の原発事故発生を受け、原発計画の中止を早々に発表したのは、ベネズエラのチャベス大統領。それとは反対に、チリは18日に米国との原子力協定を締結しましたが、今後議論が起きることは必至です。
 「総勢数千人にスパイ機も動員する米国対日支援の狙い」(インテリジェンス): 今回の震災と原発事故に対して、米国は東アジア最大の同盟国を救うための異例の大作戦を展開していますが、協力体制はいまだフルに機能するには至っていません。
 「地震でキャンセルされたフライトでの出会い(中)」(中国): 地震のために偶然出会ったベテラン・カーエンジニアが語った、中国企業によるヘッドハンティングの中身。
 

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