大統領候補目指すロムニーとハンツマンの「アキレス腱」

執筆者:足立正彦 2011年4月15日
エリア: 北米

 今月11日、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事は自らのウェブサイト上に「Believe inAmerica」と題する2分30秒の短いインターネット・ビデオを掲載し、大統領準備委員会を正式に設置したことを明らかにした。【リンク】大統領準備委員会を設置したロムニーは、ティム・ポーレンティー前ミネソタ州知事、実業家のハーマン・ケインに次いで三人目となり、今後、政治資金集め等の選挙キャンペーン活動を開始できることになる(今月13日にはリック・サントラム元上院議員=ペンシルベニア州選出=も大統領準備委員会を設置)。ロムニーにとっては2008年共和党大統領予備選挙出馬に続き2度目のホワイトハウスへの挑戦となるが、恐らく今回が彼に与えられた最後の機会となるであろう。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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