先月25日、エネルギー省エネルギー情報管理局(EIA)は全米のレギュラーガソリンの小売平均価格が1ガロン(=3.78リットル)3ドル88セントに達したと発表した。年初からは実に37%もの値上がりとなり、リーマンショック直前の2008年8月以来の高水準となった。また、2009年1月のオバマ政権発足当時の全米のレギュラーガソリン小売平均価格から倍以上の値上がりとなっており、一般国民にとり大きな経済的負担となっている。このままガソリン価格が高止まりし続けた場合、2012年大統領選挙キャンペーンでの主要争点の一つになりかねない状況である。バラク・オバマ大統領は市場におけるガソリンの価格操作等の動きを調査する目的で、エリック・ホルダー司法長官に対し司法省内にタスクフォースを新設するよう先月21日に指示している。
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