対韓国サイバーテロ「北朝鮮犯行説」の真贋

平井久志
執筆者:平井久志 2011年5月17日
エリア: 朝鮮半島

 韓国の検察当局は5月3日、農協の電算システムが4月12日から約20時間ダウンするという深刻な障害が起きたのは、北朝鮮によるサイバーテロによるものと発表した。

 韓国は「IT大国」を標榜しているが、サイバーテロという攻撃にどう対処するのか、北朝鮮との関連をどう立証するのか様々な問題が提起されている。

 4月12日午後5時ごろから発生した農協のシステム障害では入金や引き出しだけでなく、ATMやネットバンキングまでがストップし、韓国で最大規模の金融システム障害となり、約3000万人の顧客が被害を受けた。農協では原因調査ができず、検察と金融監督院が本格的な調査を行った。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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