土曜日と日曜日に、南三陸町や石巻市など、宮城県内の被災地を訪れてきました。避難所になっている南三陸町のホテルで話を聞くと、同町内の水道はまだ震災前の1%しか復旧しておらず、隣接する登米市から毎日80トンの水を運んでいる状態。復興作業の段取りが見えない中、仕事を求めて町を去る若者が増えているそうです。石巻港の水産加工業経営者は、地盤沈下により、この先、立ち退きを求められるかもしれず、工場の修復にも手がつけられない状況。今できることは、腐った魚を洋上投棄することだけとのこと。「菅さんは石巻にも来ました。それで何かが決まるんだったらいいんだけど、そうでないなら来てもらっても仕方ありませんね」と淡々と話していました。被災地の復旧作業は、想像以上に進んでいないという印象を受けました。
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