共和党エスタブリッシュメントを落胆させたダニエルズの不出馬表明

足立正彦
執筆者:足立正彦 2011年5月23日
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 インディアナ州知事のミッチ・ダニエルズは、昨日、支持者向けに送信した電子メールの中で2012年共和党大統領候補指名獲得争いに出馬しないとの最終判断を明らかにした。最終決断を下す前からシェリー夫人や4人の娘が夫の共和党大統領候補指名獲得争いへの出馬には消極的との見方があったが、出馬に踏み切れなかった最大の要因として、ダニエルズは選挙キャンペーンが家族に与える負担を挙げている。

 共和党大統領候補指名獲得争いは、ミシシッピ州知事のヘイリー・バーバーが先月25日に不出馬表明を行ったが、今月14日にはマイク・ハッカビー前アーカンソー州知事、16日には実業家のドナルド・トランプが次々に不出馬を表明した。他方、ニュート・ギングリッチ元下院議長は今月11日に、ロン・ポール下院議員は今月13日に、そして、ティム・ポーレンティー前ミネソタ州知事は昨日相次いで出馬表明を行っている。

 また、今月5日、2012年大統領選挙の政治サイクルでは初めてとなる共和党大統領候補討論会が、サウスカロライナ州グリーンヴィルでサウスカロライナ共和党と保守系メディアのフォックス・ニュース・チャンネルの共催で行われた。来月7日にはニューハンプシャー州でCNN、地元テレビ局WMUR-TV、地元有力紙ニューハンプシャー・ユニオン・リーダーの共催で共和党大統領候補討論会が予定されている。このように、今後、共和党大統領候補討論会を通じてホワイトハウス奪回に向けた議論が深まっていくことになる。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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