疑問だらけ「北京-上海高速鉄道」の経済効果

執筆者:高村悟 2011年7月11日
エリア: 中国・台湾
スピード面でも金額面でも魅力に乏しい(c)時事
スピード面でも金額面でも魅力に乏しい(c)時事

 北京と上海を結ぶ高速鉄道が6月30日に開業した。当初、2012年秋開業の計画だったが、建設工事が景気刺激策に組み込まれ、加速されて進んだため、開業時期が何回も繰り上げられ、ついに1年以上も前倒しで完成した。何事も遅れることが多い中国では珍しいケースといえる。  中国では「南北4本、東西4本」延べ1万6000キロの高速鉄道建設が計画されており、トップバッターとなった広州(広東省)と武漢(湖北省)のルートは09年に開業している。上海-杭州(浙江省)、北京-太原(山西省)なども開業し、最近では高速鉄道は珍しくなくなったが、北京-上海間の「京滬(けいこ)高速鉄道(北京の「京」と上海の古称の「滬」にちなんだ)」は別格だ。08年の北京五輪、10年の上海万博に続く、大きな節目として内外が注目した。

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