バックマン勝利とペリーの参入

執筆者:足立正彦 2011年8月15日
エリア: 北米

 8月13日にアイオワ州エイムズで約1万6800人の共和党員が参加して共和党大統領模擬投票が行なわれた。ミシェル・バックマン下院議員(ミネソタ州第6区)が4823名(得票率28.6%)の支持を獲得し、他の8名の候補を破って1位になった。ロン・ポール下院議員(テキサス州第14区)は4671名(得票率27.7%)を獲得してバックマンに迫る2位となり、大善戦した。2人とも「小さな政府」の実現を訴えるとともに、米国の対外的コミットメントには消極的姿勢を示している政治家であり、現在の多くの一般共和党員の気分を反映した結果となった。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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