東北で「復興のスピード感」を考える

寺島英弥
執筆者:寺島英弥 2011年8月25日
カテゴリ: 社会
エリア: 日本

 3月11日の東日本大震災の発生以来、河北新報の同僚たちと東北の被災地の取材に歩いてきた。「あの日」から時計が止まった感覚が続き、東京発のニュースで聞く「復興」とは何なのか、しばしば考え込んできた。そんな折、東京で活動するライター/エディター野田幾子さん(山形県出身。フリーダイビングの世界などを取材)から誘いがあった。
 東日本大震災を、被災地から遠い東京でどう受け止め、被災者とどうつながれるか――をコンセプトに、毎月、震災とさまざまに関わる人々を語り部に招き、参加者を交えた公開インタビューを行なう、との企画。語る、聴く、議論する、共有する、そして記録する、サイト(準備中)から発信する、題して“RELATION relay Talk Project”。その活動を「2年間は継続していきたい。それが震災を風化させないこと」にもつながると、同じ東北人の野田さんは言う。

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執筆者プロフィール
寺島英弥 ジャーナリスト。1957年福島県生れ。早稲田大学法学部卒。河北新報元編集委員。河北新報で「こころの伏流水 北の祈り」(新聞協会賞)、「オリザの環」(同)、「時よ語れ 東北の20世紀」などの連載に携わり、2011年から東日本大震災、福島第1原発事故を取材。フルブライト奨学生として2002-03年、米デューク大に留学。主著に『シビック・ジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙』(日本評論社)、『海よ里よ、いつの日に還る』(明石書店)『東日本大震災 何も終わらない福島の5年 飯舘・南相馬から』(同)。3.11以降、被災地における「人間」の記録を綴ったブログ「余震の中で新聞を作る」を更新中。
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