堕ちゆく世界の迷走
堕ちゆく世界の迷走(12)

バブル崩壊で大きくきしむドル基軸体制

執筆者:青柳尚志 2011年8月26日
エリア: ヨーロッパ 北米
格好のスケープ・ゴートになったFRBのバーナンキ議長(c)AFP=時事
格好のスケープ・ゴートになったFRBのバーナンキ議長(c)AFP=時事

 大騒動の渦中にいるときは、騒動の全体像が見えないものだ。2011年8月に勃発した金融・株式市場の動乱と世界経済の変調。経営者も投資家も政治家も、大波と小波に翻弄され自分たちがどこに向かっているかの見取り図がつかめないでいる。  日本では円相場が一時、1ドル=75円台に上昇し最高値を更新したことから、超円高ばかりが話題になっているが、世界的にみれば今起こっているのはドル基軸体制の揺らぎである。それはいざというときは、経済も市場も何とか仕切れると思っていた米当局の動揺にほかならない。

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