共和党大統領候補レースのトップを走っているリック・ペリー・テキサス州知事は、元々、民主党員であった。今から20年以上前のテキサス州議会下院議員当時の1989年に、民主党員から共和党員に党籍を変更した。1980年代後半から1990年代前半にかけて民主党の有力者を支援したり、あるいはリベラル色の強い政策を賞賛したりしていた経歴がある。
1988年民主党大統領候補指名獲得争いに出馬していた、当時、テネシー州選出の連邦上院議員であったアル・ゴアをペリーは支持しており、ゴアのテキサス州選挙キャンペーン担当の委員長に就任していた。また、共和党員になった後の第1期クリントン政権前半に、当時、ファーストレディーとしてヒラリー・クリントンが推進しようとしていた医療保険制度改革案を賞賛する内容の書簡を送付していた過去もペリーにはある。こうした過去が、共和党大統領候補の指名を獲得するうえで、ペリーの障害の一つになると見られている。
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