錯綜する「カダフィ大佐の居場所」情報をどう読み解くべきか

執筆者:畑中美樹 2011年9月15日
カテゴリ: 国際 政治
エリア: 中東

 ニジェール政府の報道担当者が14日、AP通信に明らかにしたところによると、リビアのカダフィ大佐の3男サアディ氏がニジェールの首都ニアメーで政治亡命を求めた。カダフィ政権の空軍トップら高官3人も政治亡命を求めているという。

 しかし、肝心のカダフィ大佐の居場所については、様々な情報が流されているものの、その行方は知れない。ただ、それは当然のことであろう。何故ならば、それぞれ独自の思惑を持つリビアの国民評議会、カダフィ政権側、フランス政府や北大西洋条約機構(NATO)、近隣のニジェール、ブルキナファソなどが、それぞれの国益のために情報戦・心理戦を仕掛けていると思われるからだ。

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執筆者プロフィール
畑中美樹 1950年東京都生れ。慶應義塾大学経済学部卒業。富士銀行、中東経済研究所、国際経済研究所、国際開発センター エネルギー・環境室長などを経て現職。中東・北アフリカ地域で豊富な人的ネットワークを有する。著書に『石油地政学――中東とアメリカ』(中公新書ラクレ)、『オイルマネー』(講談社現代新書)、『中東湾岸ビジネス最新事情』(同友館)などがある。
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