エジプトのタンターウィー元帥は大統領候補になるのか?

池内恵
執筆者:池内恵 2011年9月28日

 エジプトの国軍最高評議会(Supreme Council of the Armed Forces)の議長で国防大臣のタンターウィー元帥が、26日に「私服で」カイロ中心部に現れて市民と言葉を交わす様子が、エジプト国営テレビで報じられた。これが大きな話題を呼んでいる。

http://thedailynewsegypt.com/egypt/military-rulers-casual-appearance-raises-eyebrows.html

http://english.ahram.org.eg/NewsContent/1/64/22643/Egypt/Politics-/The-curious-case-of-Tantawis-civilian-suit-video.aspx

211日にムバーラク前大統領が地位を追われて以来、実質上の国家元首の立場にあるタンターウィーは、常に制服姿で公の場に姿を現してきた。しかし「私服姿」のタンターウィーのイメージが国営メディアで流されたことで、来年に実施されるはずの大統領選挙に、軍が「文民化」したタンターウィーを候補に立てるのではないか、という憶測が広まった。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
池内恵
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
価値あるバックナンバー
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順