イエメンのサレハ大統領は10月8日、国営テレビを通じて演説を行ない、「私は権力を欲していないし、来る数日以内に権力を放棄する」と述べ、辞任を表明した。
しかし、国内の反政府勢力は、同大統領による辞任発言が今回で4度目となるだけに、いつもの時間稼ぎに過ぎないと受け止めている。
野党の共通フォーラムの指導者ムハンマド・サブリは、「サレハ大統領の演説は偽情報を流したに過ぎない。サレハ大統領が真剣ならば、何故、イエメン国民が求めているように、今晩権力の座から降りないのか」とコメントし、一刻も早い辞任を迫った。
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