「ウォール街占領デモ」はティーパーティーを超えるか

執筆者:ルイーズ・ブランソン 2011年10月20日
カテゴリ: 国際 金融
エリア: 北米
ウォール街から始まったデモは世界に広がりつつある(c)EPA=時事
ウォール街から始まったデモは世界に広がりつつある(c)EPA=時事

[ニューヨーク発]シティグループ、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスといった金融の世界的超大手企業の本社がひしめくマンハッタンのビジネス街の谷間に陣取っていたのは、多くの学生や失業者だった。ヒッピーのような格好の者もいれば、きちんとした服装の者もいる。ドラムの音が響き、プラカードの列が続き、そこには「ウォール街の強欲を終わりにせよ(End Wall Street Greed)」「生活費に殺される(The Cost of Living is Killing Me)」といったスローガンが並ぶ。彼らは経済的な不平等への怒りをぶちまけていた。  9月17日に起きた最初のデモから1カ月のうちに、「ウォール街占領」運動は燎原の火のように全米の都市に拡がり、無視できない一大勢力に育った。これに影響された形で、10月第3週の週末には東京や台北、ロンドン、ローマなど世界900以上の都市で大小の抗議活動が繰り広げられたほどだ。今、投げかけられている疑問は、この動きが「アラブの春」のように大きな変革をもたらすのか、それとも、やがて尻すぼみの立ち消えになるのかだ。

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執筆者プロフィール
ルイーズ・ブランソン イギリス出身。英『サンデー・タイムズ』紙モスクワ支局長を経てフリーランスに。米『ワシントン・ポスト』紙元モスクワ支局長で夫のダスコ・ドーダー氏との共著に『ミハイル・ゴルバチョフ』『ミロシェビッチ――暴君のポートレイト』がある。
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