リビアの国民評議会のマフムード・ジブリール暫定首相は、2011年10月20日、カダフィ大佐が同日死亡したことを発表した。同首相は発表時に「我々はこの瞬間を待っていた。一つになったリビア、リビア国民の未来が到来したことを国民は実感しているに違いない」と感慨を込めて語った。
カダフィ大佐が死亡したことは、国民評議会が確認しているので間違いない。ただし、どのように死亡したのかは、依然情報が錯そうしており正確なところは分かっていない。もっとも同じく国民評議会のダゲイリー国防相の記者会見での発言や流された映像などから判断する限り、カダフィ大佐は拘束された後、反カダフィ派の戦闘員により殺害されたものと推察される。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン