インテリジェンス・ナウ
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「2回目の核実験は4.6キロトン」急速に進む北朝鮮核・ミサイル開発

春名幹男
執筆者:春名幹男 2011年10月24日
カテゴリ: 国際
エリア: 北米 朝鮮半島

 24日からジュネーブで米朝高官協議が始まった。北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議の再開をにらんだ協議だ。だが、オバマ米政権がこの時点で、米朝協議を急ぐのはなぜか。  ほぼ時期を同じくして、米国務省が米民間調査会社サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル社(SAIC)に委託して行なっていた調査結果がまとまった。  それによると、①1回目・2006年10月9日の実験②2回目・2009年5月25日の実験の爆発規模、地下深度、位置に関して以下のような結論が導き出された。  ①0.9キロトン、地下200メートル  ②4.6キロトン、地下550メートル  核実験場は①②とも、北朝鮮北東部の咸鏡北道豊渓里マンタプ山だが、②の実験場所は①の西北西約2.5キロ。上空からの偵察写真で確認された地下トンネルの入口の位置などから分かったという。  これらの情報は、包括的核実験禁止条約(CTBT)検証のための国際監視制度(IMS)により設置された世界各地の監視施設からの情報を再検証し、日本の独立行政法人、防災科学技術研究所のデータなども利用したとしている。  この調査結果からいくつかの事実が確認された。

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執筆者プロフィール
春名幹男
春名幹男 1946年京都市生れ。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒業。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授を経て、現在、早稲田大学客員教授。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『スパイはなんでも知っている』(新潮社)などがある。
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