米朝ロードマップ、クリントンの弁明

執筆者:フォーサイト編集部 2011年11月9日

 経済危機に揺れる欧州で、今度はイタリアのベルルスコーニ首相が辞任を表明しました。財政不安の深刻化を憂慮する内外の圧力に抗しきれなかった形です。それにしても、数々のスキャンダルにまみれた同氏がなぜこれまで首相の座に居座り続けることができたのでしょうか。「行き先のない旅(76)神父か、はたまたカサノヴァか イタリア首相に見る『お国柄』」をお読みいただくと、何となくその理由がわかります。2年ほど前の記事で、今回の辞任と直接の関係はありませんが。

 本日の更新記事は、平井久志さんの「カダフィ死亡後の米朝ロードマップは可能か」です。リビアのカダフィ氏が悲惨な最期を遂げたことは、金正日総書記にどのような思いを抱かせたのでしょうか。金総書記が危機感を強めたことで、北朝鮮が核を放棄する可能性はさらに低下しました。その中で、朝鮮半島の核危機を緩和させるためには、今後のロードマップ(工程表)が必要となります。当面の焦点は米朝協議の行方。米朝ともに、新たなプレーヤーが登場してきています。

 「専門家の部屋」では、「中東」に「アメリカは歩きながらガムを噛む──クリントンの弁明」(池内恵さん)の新エントリ。アラブ諸国への民主化支援に関して、米国の対応は国ごとに異なります。リビアには武力介入、シリアとイエメンには現政権への退陣要求、バーレーンやサウジアラビアには強い批判も行なわない、という具合。クリントン国務長官は、こうした状況についてどう弁明したのでしょうか。

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