北朝鮮で「チョコパイ」が社会問題化している。英紙「デーリー・テレグラフ」(11月24日付)は「北朝鮮の開城工業団地のチョコパイが非公式通貨としての地位を占め、(同工業団地の)生産性に影響を与える要因になっている」と報じた。チョコパイが「非公式通貨」になっているというのは誇張した表現だが、開城工業団地のチョコパイ問題は北朝鮮社会が抱えている病巣を浮き彫りにしている。チョコパイ問題の根底にある北朝鮮社会の矛盾が、2012年に「強盛大国の大門を開く」としている北朝鮮の経済政策に影響を与えているのは事実だ。
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