「金正日死亡」後の北朝鮮はどうなるか

平井久志
執筆者:平井久志 2011年12月21日
カテゴリ: 国際
エリア: 朝鮮半島

 北朝鮮の各メディアは2011年12月19日正午、最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)総書記が同17日午前8時半、現地指導に向かう列車の中で心筋梗塞により死亡したと一斉に発表した。
 北朝鮮当局は金総書記死亡の速報に続き、①「すべての党員と人民軍将兵と人民に告げる」と題した訃報、②総員232人からなる国家葬儀委員会の名簿、③国家葬儀委員会の公報、④「金正日同志の疾病と死去原因に対する医学的結論書」などを迅速に発表した。死亡2日後ではあるが、1994年7月の金日成(キム・イルソン)主席の死亡時と同じような手続きを踏んだ発表で、北朝鮮の権力構造の安定ぶりを示した。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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