バラク・オバマ大統領にとり、ヒスパニック系有権者の支持をつなぎとめることは、今年11月に行なわれる大統領選挙での再選を果たすうえで非常に重要となる。そのことを示すかのように、米議会上下両院合同本会議で一般教書演説を行なった翌日の先月25日から3日間の日程で全米5州を遊説したが、そのうちの3州は州の人口に占めるヒスパニック系住民の割合が20%を超えるネヴァダ、コロラド、アリゾナであった。オバマ大統領は遊説先のこれら3州で数多くのヒスパニック系の視聴者を抱えるスペイン語の大手テレビネットワークであるUnivisionや各州の地元スペイン語メディアのインタビューに積極的に応じた。
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