仏大統領選展望・投票前の「もう一つの関門」

国末憲人
執筆者:国末憲人 2012年3月5日
カテゴリ: 政治 国際
エリア: ヨーロッパ

 フランス大統領選では、第1回投票で有効投票の過半数を得る候補者が現れない限り、決選投票が実施される。この国に関心がある人なら、まず知っていることだ。では、この2回の投票に加えて「第3の選考」と呼ばれるもう一つの関門があるのをご存じだろうか。


 大統領選には、たとえ被選挙権があっても、誰でも立候補できるわけではない。届け出が受理されるためには、国会議員や地方議員、自治体首長ら500人の推薦署名を集めることが義務づけられている。個別のテーマを主張する弱小候補者、遊び半分のお騒がせ候補者らは、この関門の前に実際の立候補を阻まれてきた。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員を経て、現在はGLOBE編集長、青山学院大学仏文科非常勤講師。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など。
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