東南アジアに加えアラブ・イスラム圏も巻き込む中国の「西部大開発」

樋泉克夫
執筆者:樋泉克夫 2012年3月6日
カテゴリ: 経済政策・社会保障
エリア: 中東 中国・台湾

 中国の国家発展改革委員会が策定した「西部大開発125規画」――西部地域を舞台に環境、交通、水利・水力、科学技術・教育などを軸とする125の開発プロジェクト――が2月20日、国務院によって正式決定された。これによって広西チワン族自治区の北部湾(トンキン湾)など11の重点経済区の優先的開発推進の方向が定まっただけでなく、国境を挟んで東南アジア大陸部諸国に臨む昆明、南寧、重慶、貴陽などの重要都市における対外開放を促し、さらに中国西部に位置する寧夏地区と西に連なるアラブ・イスラム圏の都市との連携を進めようという方針も打ち出された。

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執筆者プロフィール
樋泉克夫 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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