今月15日、ジョセフ・バイデン副大統領は「接戦州」の1つである中西部のオハイオ州で演説して「オバマ・バイデン」再選キャンペーンを本格的に始動させた。オハイオ州の北西部に位置する工業都市トレドで行なわれた全米自動車労働組合(UAW)の政治集会で演説したバイデンは、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事ら共和党大統領候補は中間層を置き去りにした無責任な資本主義を擁護する勢力であると厳しく批判する内容の演説を行なった。他方、オバマ政権には中間層を支援して米国経済を復活させようとするコミットメントがあり、最終的には中間層支援を巡り今秋の大統領選挙キャンペーンは争われることになるとの見方をバイデンは明らかにした。
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