大統領選挙を睨んで動くオバマ外交

渡部恒雄
執筆者:渡部恒雄 2012年6月1日
カテゴリ: 国際 金融
エリア: 北米

 共和党のロムニー候補が、指名獲得に必要な代議員数を確保し、党候補に確定した。これで大統領選挙がますます本格化していくだろう。

 大統領選挙において、現職のアドバンテージは、外交における米国のリーダーシップを実際に国民の前に見せられることだ。5月にともに米国で行なわれたキャンプデービッドでのG8と、シカゴでのNATOサミットの2つがそうである。実際、この2つの会議では、オバマ大統領の再選の鍵を握る3つの重要な課題が話し合われた。①ギリシャがユーロ離脱をするかどうか②イランの核開発を止めることができるか③米軍が主体であるNATOのISAF(国際安定化部隊)は2014年末までにアフガニスタンでの戦闘を終了し撤退できるかどうか、である。

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執筆者プロフィール
渡部恒雄 わたなべ・つねお 笹川平和財団特任研究員。東京財団上席研究員(非常勤)。1963年生れ。東北大学歯学部卒業後、歯科医師を経て米ニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチで政治学修士号を取得。1996年より米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員、2003年3月より同上級研究員として、日本の政党政治、外交政策、日米関係などの研究に携わる。05年に帰国し、三井物産戦略研究所を経て2009年4月より東京財団上席研究員。2016年10月より現職。著書に『「今のアメリカ」がわかる本』など。
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