6月5日に行なわれた中西部ウィスコンシン州における州知事リコール選挙は、現職の共和党州知事スコット・ウォーカーが133万票を獲得し(得票率53.2%)、民主党候補のトム・バレット・ミルウォーキー市長の116万票(同46.3%)を17万票余り引き離して勝利した。今回の州知事リコール選挙での得票率差は6.9ポイントとなり、ティーパーティー(茶会党)運動が全米各地に広がる中、同じ顔ぶれで2010年11月に行なわれた州知事選挙の得票率差5.7ポイント(ウォーカーの得票率52.2%、バレット46.5%)はさらに拡大し、民主党や有力支持基盤である労組関係者に衝撃が走っている。
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