ムスリム同胞団が勝利宣言──エジプト大統領選挙速報

池内恵
執筆者:池内恵 2012年6月18日

 エジプトの大統領選挙の決選投票が6月16・17日に行われた。各投票所で開票が行われ、結果が中央に集まってくる過程だが、投・開票の過程が各候補の監視員やメディアに公開されているため、よほどの接戦でない限りは半日ほどで大勢が判明する。

 18日の午前3時50分ごろから、ムスリム同胞団の推薦候補ムハンマド・ムルスィー候補陣営が記者会見を始めた。それによれば、97.6%の開票段階で、ムルスィー候補が52.5%の得票率で当選確実と発表した。続いてムルスィー候補自身が演説を行い、国民統合を訴えた(アル=ジャジーラなどテレビ各局の中継。この項は現地時間4時30分現在の情報に基づいている)。

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執筆者プロフィール
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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