CIAの対シリア秘密工作が抱える危険なリスクとは
米中央情報局(CIA)が数週間前、事実上内戦に陥ったシリアの反政府勢力への支援を視野に、秘密工作を開始したようだ。
14日付ウォールストリート・ジャーナル、続いて21日付のニューヨーク・タイムズ、と2つの米紙が伝えた。
オバマ米政権はチュニジアやイエメンのように、アサド大統領が退陣して後継に引き継ぐ「管理された政権交代」をロシアなどに持ち掛けていたが、プーチン・ロシア政権はこれに同調せず、アサド政権への武器供給を継続、当初の計画は行き詰まった。
戦闘激化で国連シリア監視団(UNSMIS)が停戦監視活動を停止するほど事態は深刻化、死者が1万人を超える状況となり、放置すれば、11月の米大統領選で再選をかけるオバマ大統領に悪影響を与えるとの懸念があったとみられる。
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