ムスリム同胞団のムルスィーがエジプト大統領に当選

執筆者:池内恵 2012年6月25日
タグ: 大統領選

 エジプトの大統領選挙でムスリム同胞団のムルスィー候補の勝利が確定した。得票率は51.725%だった。有効投票数25,577,511票のうち13,230,131票を獲得し、対抗馬のシャフィーク元首相(12,347,370票)に88万票余りの差をつけた勝利だった。決選投票の投票率は51.85%で、第一回投票(46.42%)よりも高かった。

http://english.ahram.org.eg/NewsContent/36/122/46027/Presidential-elections-/Presidential-elections-news/BREAKING-Brotherhoods-Mursi-elected-first-nonmilit.aspx

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執筆者プロフィール
池内恵(いけうちさとし) 東京大学先端科学技術研究センター グローバルセキュリティ・宗教分野教授。1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より東京大学先端科学技術研究センター准教授、2018年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』(同)などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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