シン首相の財務相兼任でインドの経済改革は再び加速するのか

執筆者:山田剛 2012年6月29日

  インフレ圧力に対応するための高金利や歴史的な通貨ルピー安、財政・経常赤字に加え外資導入政策の遅れなどでインド経済の減速が鮮明となる中、プラナブ・ムカジー前財務相の大統領選立候補に伴い空席となった同ポストに、マンモハン・シン首相が自ら就任した。シン首相にとって財務相兼任は2008年以来2回目だが、何と言っても彼はあの伝説となった1991年経済改革を主導し、今日のインドの高成長を演出した立役者。与党国民会議派の重鎮ながらムカジー氏が財務相としてはやや地味だったこともあり、多くが棚上げされたままとなっている改革の再加速に、内外からにわかに期待が高まっている。

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執筆者プロフィール
山田剛 日本経済研究センター主任研究員。1963年生れ。日本経済新聞社入社後、国際部、商品部などを経て、97年にバーレーン支局長兼テヘラン支局長、2004年にニューデリー支局長。08年から現職。中東・イスラム世界やインド・南アジアの経済・政治を専門とする。著書に『知識ゼロからのインド経済入門』(幻冬舎)などがある。
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