注目されるヴァージニア州選出連邦上院議員選挙

執筆者:足立正彦 2012年7月30日
エリア: 北米

 今年11月6日には大統領選挙の投票が行なわれることになっているが、同日には米議会連邦議員選挙も同時に行なわれることになっており、上院議員100名の約3分の1と下院議員全員の435名が改選されることになっている。現在、上院の議席構成は、民主党系会派は53議席(無所属2名を含む)、共和党は47議席となっており、共和党が上院で過半数の議席を奪回できるかが非常に注目されている。

 今秋行なわれる連邦上院議員選挙では、穏健派の共和党上院議員である現職のスコット・ブラウンとハーバード大学ロースクール教授であるリベラル派のエリザベス・ウォーレン民主党上院議員候補が対立するマサチューセッツ州選出連邦上院議員選挙などいくつかの選挙が話題となっている。その中で筆者が最も注目しているのは、州知事経験者同士が対立するヴァージニア州選出連邦上院議員選挙である。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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