8月17日に掲載した「北朝鮮の電撃的な権力再編(下)存在感を増す金慶喜党書記」では、北朝鮮の張成沢党行政部長(国防委副委員長、党政治局員)の訪中について経済特区に関する第3回会議に出席して、8月14日に吉林省の長春に行ったことまでを報告した。張部長はその後の8月17日に北京へ戻り、胡錦濤国家主席、温家宝首相とそれぞれ会談し、同18日に北朝鮮に帰国した。
この中朝の「準首脳会談」ともいうべき会談内容について追加的に報告しておきたい。
張部長は14日夕、吉林省の長春に移動し、孫政才党書記や王儒林省長ら吉林省の幹部と会談した。さらに15日に遼寧省の瀋陽に行き、王珉同省党書記と会って黄金坪・威化島経済特区の開発について協議を行なった。16日も遼寧省の党や経済関係者と会い、同日午後の飛行機で北京へ戻った。
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