国際論壇レビュー

オバマ再選と2期目の課題を世界はどう見ているか

オバマ大統領は再選後にミャンマー訪問を表明した(ミャンマーの新聞)(c)AFP=時事
オバマ大統領は再選後にミャンマー訪問を表明した(ミャンマーの新聞)(c)AFP=時事

 大接戦の末のオバマ米大統領再選だった。米大統領選は州ごとに数が定められた「選挙人」の獲得を争う。オバマ332人に対しロムニー206人と大差がついたが、オバマの得票率は50.6%と、かろうじて過半数を超えたにすぎない。薄氷を踏んでの勝利だった。そのためもあってか、勝利演説は久々の「オバマ節」。大統領のベストに数え上げてもいいくらいの出来映えだった(これは後に触れたい)。 【Remarks by the President on Election Night, The White House, Nov.7】  世界のメディアはこの選挙結果をどう評し、どう論じたか。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
会田弘継(あいだひろつぐ) 関西大学客員教授、ジャーナリスト。1951年生まれ。東京外語大英米語科卒。共同通信ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長などを務め、現在は共同通信客員論税委員、関西大学客員教授。近著に『世界の知性が語る「特別な日本』』 (新潮新書)『破綻するアメリカ』(岩波現代全書)、『トランプ現象とアメリカ保守思想』(左右社)、『増補改訂版 追跡・アメリカの思想家たち』(中公文庫)など。訳書にフランシス・フクヤマ著『政治の衰退』(講談社)など。
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