「空母」「原潜」配備をうたうインドの海軍増強

2004年11月号
カテゴリ: 国際

 インド海軍および沿岸警備隊の艦艇が、マラッカ海峡の警備に加わる。インドネシアやマレーシア、シンガポールなど海峡沿岸国の海軍や海上警察などがすでに行なっている活動に参加するもの。 マラッカ海峡は年三十億―四十億ドル相当の物資が往来する重要な交易路であり、太平洋とインド洋を結ぶ戦略的な要衝であり、また近年は海賊の横行する危険地帯でもある。 百三十隻の艦艇を擁するインド海軍は昨年、二隻の軍艦で、マラッカ海峡を行き来する米国海軍の艦船を警護し、米印の蜜月ぶりを示した。一方、今回のミッションは、マレーシア海軍の参謀長、ダト・セリ・モハンマド・アンワル大将が九月初旬にニューデリーを訪れた際に、インド側との会談で合意したものだ。 先に明らかになったインドの海洋ドクトリンによれば、海軍は遠洋対応を強化し、空母戦闘群を二グループに増強する他、核戦略の一翼を担い、航空機、地上発射弾道ミサイルに続く三番目の核兵器運搬手段として、原子力潜水艦部隊を整備することもうたわれている。インドは軍事面での海洋国家を目指す。

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