フォークランド紛争と尖閣問題――「施政方針演説」の問題点
2月28日の国会での施政方針演説で安倍総理は、フォークランド紛争における英国サッチャー元首相の発言を引用し、「海における法の支配」に則り、「『力の行使による現状変更』は何も正当化しないことを、国際社会に対して訴えたい』」と、尖閣諸島など領土主権をめぐる政府の姿勢を強調した。
引用の経緯を翌1日付東京新聞は、原稿の起草段階で「武力衝突も辞さないという強硬姿勢と誤解される」「あまりに過激だ」と周辺が懸念を示したが、フォークランド紛争において毅然と決断した元首相の姿に感銘した総理は譲らなかった、と伝えている。【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013030102000128.html】
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