無視できなくなった一般投資家の「発言力」

2004年11月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス
エリア: 中国・台湾

 中国の株式市場で一般投資家の力が次第に強まっている。株価低迷に不満を募らせているうえ、投資成績を重視する機関投資家も一部で台頭してきたからだ。「一緒に中小投資家の正義の叫び声を上げよう!」。九月七日、インターネットポータル大手の新浪網と経済誌『今日商報大衆証券週刊』は連名で、宝山鋼鉄の九月二十七日の臨時株主総会で反対票を集める異例の呼び掛けを発した。宝山は新株を発行して二百八十億元(約三千六百四十億円)を調達し、これを原資に親会社・上海宝鋼集団傘下の十数社を買い取ることを計画。その発表直後から、株の需給悪化や買い取る資産内容を不安視する声が株主の間で広がったのである。

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