決戦!? アメリカ大統領選挙

名越健郎
執筆者:名越健郎 2004年11月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 長丁場の米大統領選が11月2日の投票に向けて、いよいよ最終コーナーに差しかかった。 今回の選挙は「Bush lover」対「Bush hater」の争いといわれる。テロとの戦い、イラク戦争、大型減税といったブッシュ大統領の強烈な政策に、全米は賛否が真っ二つに割れており、大統領を支持するか否かが勝敗を分けることになる。その分、民主党のケリー候補は存在感や個性のアピールに苦慮している。 大統領選の世論調査で、ブッシュ大統領が数パーセントのリードと発表されると、ホワイトハウスに垂れ幕が掲げられた。“Mission Accomplished”(任務完了) ブッシュ大統領はケリー候補が遊説した激戦地を必ず訪れ、追撃の演説をしている。 ペンシルベニア、オレゴン、アイオワ、フロリダ……大統領が訪れなかった激戦地はベトナムだけだ。 大統領選TV討論の回数を、ケリー陣営が「4回以上」を提案したのに対し、ブッシュ陣営は「2回で十分」と主張した。 大統領は質問を怖がっているとの憶測が流れると、選対スタッフが告白した。「質問が怖いのではなく、大統領の答えを恐れているのだ」 ブッシュ大統領が州軍時代、兵舎のトイレでコカインを吸っていたとの新たな疑惑が浮上した。当時の州軍兵士が言った。

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執筆者プロフィール
名越健郎
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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