原潜もミサイル技術も手に入れるインド

2004年12月号
カテゴリ: 国際

 ロシアが、インドに対する原子力潜水艦のリースを決定した。両国政府が交わした契約によると、インド海軍は十年間、ロシアからプロジェクト971級原潜「ネルパ」を借り受ける。 ロシアでは、極東コムソモルスクのアムール造船所で、資金不足により建造途中でお蔵入りとなっていた971級原潜二隻の建造が再開された。二〇〇七年までに完成の予定で、進水後、インド人乗組員がロシアまで乗船訓練に赴く手はずとなっている。 インドはロシア側から、軍民両用技術の供与や、ロシアとの共同技術開発の可能な国として認定されている。ロシアが同様の認定を与えているのは他に、仏、独、中国、ブラジル、南ア、チェコ、ベラルーシ、リトアニアの各国。 一方、インドは十月下旬、弾道ミサイルの海中発射実験に成功した。ロンドンの軍事筋によれば、チャンディプール実験場近くの海中から射程三百キロの「プリトビ」改良型を発射。「予想以上の成果」(インド軍高官)を挙げたという。 弾道ミサイル搭載潜水艦を保有するのは現在、米露仏英中のみ。インドは、「五大国」に仲間入りするための技術的ハードルを越えたと見られている。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順