UFJに固執する三井住友FGの「奥の手」

2005年1月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 UFJとの経営統合に執念を燃やす三井住友フィナンシャルグループが、UFJホールディングスの筆頭株主になった米投資ファンドに接近している。 この投資ファンドは、かつてNECなどの筆頭株主として名前が挙がったキャピタル・リサーチ・アンド・マネジメント・カンパニーグループ。UFJ株の九・八三%を取得済みだ。 三井住友FGは株主提案権を得るため、UFJ株三百株をすでに取得済みだが、「キャピタル・リサーチに働きかけて株式譲渡の交渉を検討している」(三井住友銀関係者)という。キャピタル・リサーチにとってUFJ株の取得は「利益を目的とした純投資」で、「UFJ株が高い値段で転売できれば、売却相手がどこであろうとかまわない」(キャピタル幹部)。 三井住友FGは他のUFJ株主に対して、二〇〇五年六月のUFJホールディングスの株主総会で、経営陣の進める三菱東京フィナンシャル・グループとの経営統合に反対するよう働きかける用意をしている。キャピタル・リサーチについても「UFJの株主総会までに株の譲渡を受け、総会で一気に発言力を高める」(関係者)狙いがあるようだ。 もっとも、大逆転実現の可能性は高くないとの見方がもっぱらだが。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順