【インタビュー】モーガン・スパーロック(映画監督) ファストフードを食べ続けたら僕の体が壊れていった

執筆者:草生亜紀子 2005年1月号
タグ: 韓国 アメリカ

 一日三食一カ月間、ファストフードを食べ続けたらどうなるか? ドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』のモーガン・スパーロック監督は、体を張って人体実験を行なった。 果たしてその結果は――? 詳細は十二月二十五日から公開の映画に譲るが、わずか一カ月の間に体重は十一キロ増加し、健康体は瞬く間に蝕まれていった。 始まりは軽やかだった。肥満の若者が「ハンバーガーが原因である」としてマクドナルドを訴えたというニュースを見た監督は、自らを実験台にすることを思いつく。マクドナルドの巨大ハンバーガーにひっかけて、「さあ、僕を特大にしてくれ!」と笑いながら、ファストフード漬けの生活はスタートした。実験のルールは四つ。一、マクドナルドで売っているものしか食べない。二、スーパーサイズを勧められたら断らない。三、すべてのメニューを一度は食べる。四、三食すべて残さず食べる。

カテゴリ: カルチャー
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執筆者プロフィール
草生亜紀子(くさおいあきこ) 翻訳・文筆業。NGO職員。産経新聞、The Japan Times記者を経て、新潮社入社。『フォーサイト』『考える人』編集部などを経て、現職。
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