韓国と北朝鮮の経済協力の象徴である開城工業団地が「閉鎖」目前の状態だ。
開城工業団地に最後まで残っていた韓国側の洪良浩(ホン・ヤンホ)開城工業団地管理委員長ら7人が5月3日に韓国側へ引き上げ、開城工業団地にいた韓国側関係者が全員同工業団地から撤収した。
開城工業団地は2004年から操業を始めたが韓国人関係者が完全撤収したのは初めてだ。
しかし、興味深いのは韓国も北朝鮮も「閉鎖」という言葉をまだ使っていないことだ。
韓国側「全員撤収」のナゾ
北朝鮮は4月3日に韓国側関係者の団地への立ち入りを禁じ、帰還だけを認める措置に出た。入居企業は原材料や資材不足で操業に支障が出始めた。
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