「ウクライナNATO加盟」画策する側の思惑

2005年2月号
カテゴリ: 国際
エリア: ヨーロッパ ロシア

 親欧米派のユシチェンコ政権が誕生するウクライナを、欧州連合(EU)より先に北大西洋条約機構(NATO)に加盟させる構想が水面下で進んでいる。欧州最貧国のウクライナがEU加盟条件を満たすのは十年以上先。NATO加盟を先行させることで、民主化を逆行させない狙いがある。 この構想の裏では、ウクライナの西に隣接するポーランドが米国と連携している。ポーランドにはNATO、EU内での発言力を強化するとともに、ロシアとの間に安定した国家をつくって緩衝地帯を設けたい意向がある。 一方、米国では、民主党のホルブルック元国連大使がブッシュ大統領に書簡を送り、二〇〇七年までのウクライナのNATO加盟を訴えた。ブレジンスキー元大統領補佐官をはじめとするポーランド系学者らも同調している。 ちなみに米国にはポーランド系が千二百万人、ウクライナ系が百五十万人、中西部を中心に居住している。

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