世界市場を覆う「中国、ロシアの影」

執筆者:五十嵐卓 2005年3月号
エリア: ロシア 中国・台湾

競争から守られた中国、ロシアなどの国営企業がエネルギー市場の中心に座れば、やがて世界の資源は根こそぎ買収されかねない。 世界のエネルギー市場を中露の影が覆い始めている。中国は中東、中央アジア、南米など世界各地で油田、ガス田の開発権益を矢継ぎ早に獲得、資源調達でメーンプレーヤーになった。ロシアのプーチン政権は強権的な手法で、サウジアラビアと並ぶ世界最大の産油国のエネルギー資源の再国有化を進める。中露の動きは世界のエネルギー市場を動かす論理を変質させ、市場構造を歪ませつつある。その底流にあるのは、市場原理とは異質な国営石油会社という存在である。

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