日印両国政府は5月末、インドが計画している「新幹線」のうち、商都ムンバイと西部グジャラート州の中心都市アーメダバードを結ぶ約500キロの区間について、共同調査を開始することで合意した。日本にとっては世界に冠たる新幹線技術をインドに輸出する大きなチャンスだし、車両や信号システム等のビジネスにも期待が高まる。交通インフラ、とりわけ都市間の高速交通がぜい弱なインドにも大きなメリットがある。
日本のメディアはしばしば、新興国における数千億ドル規模の「インフラ整備構想」を大きく報じるが、「いったいどうやってそのカネを調達するのか」「土地収用はどうするのか」という情報が不明確である場合が多い。
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