「総合電機」再生に挑む日立の苦闘

2005年3月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

自動車からエスカレーターまで、「電子デバイスを活かしたモノ作り」に懸ける日立。ただ、肝心の利益が上がらない。「もと日産自動車系列」の部品メーカーを、日立製作所が相次いで傘下に収めている。昨年十月には日立ユニシアオートモティブ(旧ユニシアジェックス)、トキコの二社を株式交換で吸収合併した。 日立ユニシアはエンジン周辺部品やステアリング部品の名門だ。またトキコはサスペンションやブレーキの大手。いずれも技術力はあるものの、日産の調達コスト引き下げや系列解体戦略の煽りを受けて、収益面では低迷していた企業だ。 日立は二〇〇二年にユニシアを子会社化するなど段階的に出資を拡大し、昨年両社を本体に完全に取り込んだ。さらに昨年十二月、カーナビゲーションやカーオーディオの名門、クラリオンに出資、筆頭株主にもなっている。 加えてグループの日立化成工業ではプラスチック部品、日立電線ではブレーキホースなどを手がけている。グループ内に様々な自動車関連事業を一気に集め、現在グループで年間五千億円規模の自動車機器事業を、二〇一〇年には一兆円に成長させることを目標に掲げて、拡大路線をひた走っているのだ。「利益の連鎖」を作れるか

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